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馬場 澄子; 畑 健太郎; 出雲 三四六; 本木 良蔵; 関根 俊明
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 36(7), p.564 - 565, 1985/00
被引用回数:9 パーセンタイル:81.06(Nuclear Science & Technology)ガンマ線を放出するプルトニウム同位体Puを、Np(d,2n)Pu反応により製造する方法について研究した。Pu,Pu及びPu生成に関する励起関数を、重陽子の入射エネルギー9MeVから25MeVの範囲で測定した。更に、Puの厚いターゲットによる生成量を計算し、PuとPuの生成量と比較してPuの放射化学的純度を推定した。
妹尾 宗明; 立川 登; 富永 洋; 榎本 茂正
Radioisotopes, 24(7), p.455 - 459, 1975/07
粉体粒度の測定に、PuULX線を用いるX線透過法を用い、その適用性について検討した。Puが内部転換の結果放出するULX線のエネルギーは広範囲な元素物質の粒度測定に適しているが、単色でないため、粒度測定の基礎となるX線吸収率の対ln(Iw/I)と濃度との間の比例性は懸濁粒子濃度が低い範囲でのみ成立する。核種の元素化合物試料について実験した結果では、X線経路長さ5cmの場合、ln(Iw/I)1.1であるように初期懸濁液濃度を制限すれば、累積粒子重量百分率について系統誤差3%以下で粒度測定が出来る。また、計器変動による繰りかえし誤差を3%以下にする条件で、原子番号の低い方はMgOまで測定することができる。
榎本 茂正
日本原子力学会誌, 16(7), p.375 - 378, 1974/07
Cfを除く超プルトニウム元素、すなわちPu.Am.Cm.Cmの利用について現状を概説した。内容は、(1)まえがき2、生体用エネルギー源(Pu.)、(3)宇宙用エネルギー源(Cm.Cm)、(4), , X線源Am, Cm. Cm、(5)(,n)中性子源、Am,Cm.Cmである。これは、日本原子力学会誌の特集「超プルトニウム元素の化学」の一部である。
吾勝 常勲
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(11), p.696 - 699, 1973/11
照射ネプツニウムからPuが溶媒抽出法によって分離された。抽出剤としてHDEHPを用いると、Pu(IV)及び(VI)が任意濃度の硝酸溶液から抽出できる。得られたPuは90%以上の収率で、0.5mgであった。FPs.に対する除染係数は10であった。
榎本 茂正
日本原子力学会誌, 15(8), p.534 - 543, 1973/08
超ウラン元素は、壊変あるいは自発核分裂などの特性があり、最近、各国において、これを利用するための技術開発が進められてきている。その利用は熱源としてのエネルギー利用と、線源としての放射線利用に2大別される。このうち、Pu熱源の宇宙用、あるいは医療用の小出力電源としての実用化、あるいはCf中性子源の放射化分析、ラジオグラフィほか多方面への利用研究などが目ざましく、ほかに、小線源として数多くの有効な利用が展開されている。
渡辺 賢寿; 佐川 千明; 上野 馨
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(1), p.62 - 63, 1973/01
中性子照射したAmからPuを分離・確認した。AmO-MgO試料を10~10n/cm・secで290~852時間照射したのち、64~650日冷却した。塩酸系陰イオン交換またはHDEHPを用いた溶媒抽出法でPuを単離し、質量分析法によりPuを確認した。同位体比Pu/Puは、0.2055~0.7589であった。本実験の条件においては、生成したPuの同位体比を、Pu/Pu=0.19/(1-e)で近似できる。はCmの壊変定数、tは冷却時間である。